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ベトナム

作成年月:2018年6月

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2018年 5月度 ベトナム報告書

作成者:浅野 栄治

1.駐在環境

ホーチミン市内では、ベトナム人だけでなく日本人駐在員も含めて、デング熱にかかっている人が多くなっている。乾季から雨季に季節が変わる4月から6月ごろ、感染者が増加する傾向にあります。

 

2. 法務

(1)法人設立手続き

ベトナムで法人設立をする場合、投資登録証明書(IRC)と企業登録証明書(ERC)を取得する必要があります。

IRCの申請書が受理されてから10営業日程度で、申請内容に問題がなければ、IRCを取得することができます。ただし、当局から追加書類の提出や修正を求められた場合、修正あるいは追加を行い、再度、当局により受理されたからさらに10営業日程度、IRCの取得まで日数を要しますので注意が必要です。

IRCを取得したのち、ERCの取得までには、ERC申請書が受理されてから3営業日程度必要です。

商社などを設立する場合、IRCを取得したのち、取扱品目などを含む営業許可を取得する必要があります。営業許可の取得に要する時間が、長くなっている傾向にあり、ベトナムでの営業開始する時期は、この期間を考慮する必要があります。

(2)M&A手続き

ベトナム企業に対する出資(M&A)が増加していますが、出資手続きに関しては留意が必要です。

ベトナムにはハノイとホーチミンに証券取引所があり、それぞれ数百社が上場しています。これに加え店頭公開企業(Upcom)もあります。これらの上場企業やUpcom企業に出資をする場合、カストディライセンスを持つ金融機関を通じた出資が必要となります。

日系メガバンクがハノイとホーチミンに支店を設けていますが、カストディライセンスは有しておらず、日系以外やベトナムローカルのカストディライセンスを持つ金融機関を通じた出資が必要となりますので留意が必要です。カストディ口座の開設や手続きには2週間から1か月程度の期間を要しますので、早めにベトナム企業が上場やUpcom企業かのチェックを行い、該当する場合、早めにカストディ口座の開設などの準備が必要となります。

(3)日本人のビザ

短期滞在であっても30日以内に再度ベトナムに入国する場合、ビザの取得が必要となります。

3か月ビザの残存期間があるうちに、早めに次のビザを取得する場合、留意が必要です。残存期間のあるビザがある状態で、次のビザを取得する場合、既存のビザは無効になる場合があります。日程の都合などで、前倒しでビザを取得する場合もあるかと思いますが、新しいビザによる入国日の直前に新しいビザを取得したほうが、トラブルは少なくなるものと思われます。

まれなケースですが、前回のベトナム出国から30日を超えている場合にノービザで入国しようとした際に、ビザが必要とホーチミンのタンソンニャット国際空港で言われたケースもあるようです。運用面にあいまいな部分があり、混乱する場合もありますが、30日以内に複数回ベトナムに入国する場合、ビザが必要となるのが基本的なルールです。

 

以 上


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